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Waldseligkeit   Op.49-1 TrV 204  
  Acht Lieder
森のしあわせ  
     8つの歌曲

詩: デーメル (Richard Fedor Leopold Dehmel,1863-1920) ドイツ
    Erlösungen; eine Seelenwandlung in Gedichte und Sprüche  Waldseligkeit

曲: シュトラウス,リヒャルト (Richard Strauss,1864-1949) ドイツ   歌詞言語: ドイツ語


Der Wald beginnt zu rauschen,
Den Bäumen naht die Nacht,
Als ob sie selig lauschen
Berühren sie sich sacht.

Und unter ihren Zweigen
Da bin ich ganz allein,
Da bin ich ganz dein eigen
Ganz nur dein!

森はざわめき始めた
木々に夜が近づいてきたのだ
まるで幸せいっぱいに耳を傾けているように
木々はやさしくお互いに触れ合っている

そして木々の枝の下
そこに私はただひとり
そこで私は私自身のもの
完全にあなただけのもの!


森のざわめきを表すかのようなピアノの響きに乗せて静かに歌が始まります。デーメルの詩は哲学的で少々意味が取りにくいところがありますが、満ち足りた喜びを穏やかに歌います。誰も聴く人のいない森の中で幸せをひとりつぶやくといった感じ。しみじみと静かな良い曲です。

( 2008.10.01 藤井宏行 )


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