Mit deinen blauen Augen Op.56-4 TrV 220 Sechs Lieder |
きみの青い瞳で 6つの歌曲 |
Mit deinen blauen Augen Siehst du mich lieblich an, Da ward mir so träumend zu Sinne, Daß ich nicht sprechen kann. An deinen blauen Augen Gedenk' ich allerwärts: Ein Meer von blauen Gedanken Ergießt sich über mein Herz. |
きみの青い瞳で きみはぼくを愛らしく見てる するとぼくの心の中はもう夢見心地 それは言葉にできないほどだ きみの青い瞳のことを ぼくはどこでも考えているのだ 青い思いの海が ぼくの心からあふれ出る |
いかにもシューマンが曲をつけていそうなハイネの詩、詩集「新しい春」の中の一篇です。しかしこの音楽はシュトラウスでなければ書けなかったであろうと思えるような濃密なもの。シュトラウスはハイネの詩の中でもあまりこういったベタベタの恋歌でないものを好んで曲を付けていることが多いので、この味わいは貴重です。
( 2008.10.01 藤井宏行 )