Ich trage meine Minne Op.32-1 TrV 174 Fünf Lieder |
ぼくは愛を持ち歩く 5つの歌曲 |
Ich trage meine Minne vor Wonne stumm im Herzen und im Sinne mit mir herum. Ja,daß ich dich gefunden,du liebes Kind, das freut mich alle Tage,die mir beschieden sind. Und ob auch der Himmel trübe,kohlschwarz die Nacht, hell leuchtet meiner Liebe goldsonnige Pracht. Und liegt auch die Welt in Sünden,so tut mir's weh, die arge muß erblinden vor deiner Unschuld Schnee. |
ぼくは喜びのあまり言葉なく 愛を持ち歩くのだ 心の中に 頭の中に ぼくと一緒にどこへでも そう、お前を見つけたことは、愛しい子よ 毎日の喜びとなったのだ、ぼくに与えられた日々の そして空が曇ったときでも、漆黒の夜でも ぼくの愛は黄金の太陽のように明るく輝くのだ そしてこの悪しきものに満ちた世界に、ぼくが傷つけられようと その悪意さえ気にならないのだ お前の無垢な雪の前では |
個人的にはシュトラウスにしては少々俗っぽすぎてあまりよくできた作品のようには思えないのですが、その親しみやすいメロディもあってか古くから非常に良く取り上げられ、彼の代表作のひとつに数えられている歌曲です。詩も分かりやすすぎる愛の歌ですね。カール・ヘンケルのものにしてはかなりストレートでシンプルです。
( 2008.10.01 藤井宏行 )