Sogno |
夢 |
Ho sognato che stavi a' ginocchi, Come un santo che prega il Signor ... Mi guardavi nel fondo degli occhi, Sfavillava il tuo sguardo d'amor. Tu parlavi e la voce sommessa... Mi chiedea dolcemente mercè... Solo un guardo che fosse promessa, Imploravi,curvato al mio piè. Io taceva e coll'anima forte Il desio tentatore lottò. Ho provato il martirio e la morte pur mi vinsi e ti dissi di no. Ma il tuo labbro sfiorò la mia faccia... E la forza del cor mi tradì. Chiusi gli occhi,ti stesi le braccia... Ma,sognavo...E il bel sogno svanì. |
ぼくは夢を見た あなたが跪いている まるで神に祈る聖者のように あなたはぼくの瞳の底まで見つめ あなたの愛の眼差しは輝いていた あなたはぼくに語りかけた その静かな声は 穏やかに ぼくに情けをかけてと求めていた ただ約束された眼差しだけを 求めて、ぼくの足元に跪いていた ぼくは黙っていた、強い魂は 誘惑の欲望と戦っていた 苦難と死を感じていたが なんとか打ち勝って、君にだめだと言っていた けれど君のくちびるが ぼくの顔に触れたとき 心の力はぼくを裏切ったのだ 目を閉じて、ぼくは君に手を差し出した だが ぼくは夢を見ていたのだ...そしてこの美しい夢は消えた |
トスティ初期の傑作。詞は単なる夢オチですが、ほのかなエロチシズムも漂わせ、繊細で美しいメロディもあいまってとても印象に残ります。男女ともによく歌われるようですので、夢に出てくる相手を男にしたり女にしたり色々ですが、私の詞を読んでのイメージはやはりこれは女性のように思われましたので主人公は「ぼく」にしています。まあ強くこだわっているわけではありませんのでご自由に読み替えてください。
( 2008.11.15 藤井宏行 )