Moja pieszczotka Op.74-12 17 Chant Polonais |
ボクのカワイコちゃん 17のポーランドの歌 |
Moja pieszczotka,gdy w wesołej chwili Pocznie szczebiotać i kwilić,i gruchać, Tak mile grucha,szczebioce i kwili, Że nie chcąc słówka żadnego postradać Nie śmiem przerywać,nie śmiem,nie śmiem odpowiadać I tylko chciałbym słuchać! Lecz mowy żywość gdy oczki zapali I pocznie mocniej jagody różować, Perłowe ząbki błysną śród korali; Ach! wtenczas,śmielej w oczęta spoglądam, Usta pomykam i słuchać nie żądam, Tylko całować,całować,całować! |
ボクのカワイコちゃんは、ゴキゲンなときには さえずり、ささやき、歌いはじめるのさ とても陽気に歌い、さえずり、ささやくのさ ボクはその一言も聞きもらしたくないから さえぎらないぞ、答えたりもしないぞ ただひたすら聞くんだ、聞くんだ、聞くんだ! でもおしゃべりが盛り上がって、あのコの瞳が輝き 野イチゴみたいにほっぺが赤くなって 真珠のような歯がサンゴの唇の間からのぞいたら ああ!そしたら、ボクは彼女の目をみつめ 彼女の唇をみつめるんだ もう何も聞かずに ただキスをするんだ、するんだ、するんだ! |
グリンカの歌曲「彼女へ」やチャイコフスキーの歌曲「ぼくの甘えん坊ちゃん」の原詩にショパンがつけた歌曲です。頑張ってポーランド語より訳してみましたが、けっこう意味が取れなかったところがあり、間違っている部分があるかと思いますがお許しを。当時この詩は大流行したようですね。ショパンの歌曲の作曲は1837年頃なのだそうです。曲はこれもマズルカのリズムに乗せてユーモラスに歌われますが、わりとしっとりとしたところもあって、そんなに羽目を外している感じでもありません。最後の「キスしたいんだ」のところの盛り上がりはそれでもちょっと微笑んでしまうかも。最後に駄目押しでもう一回「キスしたいんだ」をぼそっと繰り返すところなど秀逸です。
( 2008.08.01 藤井宏行 )