Nam zvezdy krotkie sijali Op.60-12 12 Romansov |
星たちは穏やかに私たちを照らし 12のロマンス |
Nam zvezdy krotkie sijali, chut’ vejal tikhij veterok, krugom tsvety blagoukhali, i volny laskovo zhurchali u nashikh nog. My byli juny,my ljubili, i s veroj v dal’ smotreli my; v nas grezy raduzhnye zhili, i nam ne strashny v’jugi byli sedoj zimy. Gde zh eti nochi s ikh sijan’em, s blagoukhajushchej krasoj i voln tainstvennym [zhurchan’em,]1 nadezhd,vostorzhennykh mechtanij gde svetlyj roj? Pomerkli zvezdy,i unylo ponikli bleklye tsvety... Kogda zh,o serdtse,vse,chto bylo, chto nam vesna s toboj darila, zabudesh’ ty? |
星たちは穏やかに私たちを照らし そよ風が静かに吹いていた 周囲には花が香り 波も優しくさざめいていた 私たちの足元で 私たちは若かった、私たちは愛し合っていた そして心から信じ合って、未来を見つめていた 私たちの中には明るい夢が息づいていて 私たちは怖くなかった 灰色の冬でさえも 輝きに満ちたあの夜はどこへ行ったの、 美しさに満ちた香りは 神秘的な波のさざめきは 希望と、情熱的な夢の 喜びに満ちた輝きはどこへ? 星々は光を失い、そして悲しいことに 色あせた花は散ってしまった いったいいつになったら、私の心よ、過去のすべてを、 春が私たちに贈ってくれたものすべてを お前は忘れてくれるの? |
クリストフやラーリンなど、いくつかの録音ではチェロのオブリガートも伴奏について幻想的に美しい夜の思い出を描写してくれているこの曲。傑作揃いのOp.60の最後を飾るにふさわしい傑作です。特に最後の自分の心への問いかけで余韻を残して終わるところなどは何度聴いてもいいなあと思います。男女共に良く歌われる曲ですが、個人的には男声の方がメロディには良く合っている曲のように思えます。
( 2008.08.01 藤井宏行 )