Ne sprashivaj Op.57-3 6 Romansov |
尋ねないでください 6つのロマンス |
Ne sprashivaj,ne vyzyvaj priznan’ja! Molchanija lezhit na mne pechat’; vse vyskazat’ - odno moe zhelan’e, no vtajne ja obrechana stradat’! Tam vechnyj led vershiny pokryvaet, zdes’ na polja legla nochnaja ten’, s vesnoju vnov’ istochnik zaigraet, o zareju vnov’ progljanet bozhij den’. I vsem,i vsem dano v chas skorbi uteshen’e, ukazan drug,chtob serdtse oblegchit: mne s kljatvoj na ustakh dano odno terpen’e, i tol’ko bog ikh mozhet razreshit’! |
尋ねないでください、むりやり告白をさせないで! 沈黙が私を封印してくれています すべてを語るのが-私の願い でも、ひそかに苦しむのが 私の定め! あそこでは永遠の氷が山の頂を覆っています ここでは野に夜の闇が広がっています 春と共に雪解け水は再びせせらぎ 夜明けと共に神様の一日はまた始まるのです そしてすべての人は悲しみのときは慰められ 心を慰めるひとりの友が与えられるのです 私には唇の上に 忍耐の誓いのみが与えられ 神様だけがそれをお許し下さるのです |
ゲーテのミニョンの歌、1884年にチャイコフスキーによって書かれたのは壮絶にもドラマティックなこの歌です。じっくりと聞き込んだのがヴィシネフスカヤの歌声だったので、その壮絶さに痺れがきてしまいました。ロシア語訳はアレクサンドル・ストルゴフシチコフ、ロシア語の詩のよしあしは判断できませんが、色々な解説書を読む限りではかなり評価の高い翻訳のようです。私の訳がうまくそれを捉えきれないのはご容赦のほど。
( 2008.08.01 藤井宏行 )