Kolybel’naja pesn’ v burju Op.54-10 16 Pesni dlja detej |
嵐の中の子守唄 16の子供のための歌 |
Akh,ujmis’ ty,burja! Ne shumite,eli! Moj maljutka dremlet sladko v kolybeli. Ty,groza gospodnja, ne budi rebenka! Pronesites’ tuchi chernye storonkoj! Bur’ eshche nemalo vperedi,byt’ mozhet, i ne raz zabota son ego vstrevozhit. Spi,ditja,spokojno... Vot groza stikhaet; materi molitva son tvoj okhranjaet. Zavtra,kak prosnesh’sja i otkroesh’ glazki, snova vstretish’ solntse, i ljubov’,i laski! |
ああ 静まって 嵐よ! ざわめかないで モミの木よ わたしの坊やがまどろんでいるの ゆりかごの中で静かに 雷雨の貴婦人よ 子供を起こさないで! 流れゆけ、黒雲よ わたしたちから離れて 嵐はもうしばらく もう少し後まで続くのでしょう そして一度ならず悩みが この子の眠りを妨げるのでしょう お眠り 安らかに、坊や ほら、嵐は静まっていく おかあさんのお祈りが あなたの眠りを守っているの あした、目覚めて お目目を開けたら またお日様を見られるわ それに愛と慈しみにも! |
作品54の子供のための歌では、5番目の「伝説(聖史曲)」と並んで比較的良く知られた曲です。
「嵐の中の」とありますが、静かにしみじみと歌われます。
古いロシアの歌手にも愛されて、良く歌われた曲なのだと言いますが、スターリンの時代には特に第2番の「我が主の雷鳴」のところが聖書の文句を想起させるということでしょうか、歌詞を変えたり、取り上げることに自粛が働いたりしたという歴史があるのだそうです。
( 2008.08.01 藤井宏行 )