Burja Op.34-3 Chetyrnadtsat’ romansov |
嵐 14のロマンス |
Ty videl devu na skale, V odezhde beloj,nad volnami, Kogda,bushuja v burnoj mgle. Igralo more s beregami, Kogda luch molnij ozarjal Ee vsechasno bleskom alym, I veter bilsja i letal S ee letuchim pokryvalom! Prekrasno more v burnoj mgle, I nebo v blestkakh,bez lazuri; No ver’ mne: deva na skale Prekrasnej voln,nebes i buri. |
君は岩の上に少女を見ただろう 白いドレスを着て、波の上 荒れ狂う嵐のしぶきの中 海は岸辺とたわむれていた 閃光がひらめいたとき 彼女は美しく照らし出された 風は打ちつけ、吹きすさび 彼女のドレスもはためいている! 霧に包まれた海は美しい 空の輝きもまた美しい、青さがなしであっても だが信じてくれ:岩の上の乙女は 波や、嵐や、空よりももっと美しいのだ |
激しい嵐の中に岩の上にひとりで立つ白いドレスの少女。言いようもなく幻想的な光景です。何かの寓意なのかも知れませんがその背景については分かりませんでした。ラフマニノフの音楽も激しく爆発し、詩共々にとても鮮烈な歌になりました。
( 2008.08.01 藤井宏行 )