TOPページへ  更新情報へ  作曲者一覧へ


When they come back    
  Twelve poems of Emily Dickinson
いつ戻ってくるのかしら  
     エミリー・ディキンソンの12の詩による歌曲

詩: ディキンソン (Emily Elizabeth Dickinson,1830-1886) アメリカ
      When they come back

曲: コープランド (Aaron Copland,1900-1990) アメリカ   歌詞言語: 英語


When they come back
if blossoms do,
I always feel a doubt
if blossoms can be born again
When once the art is out.

When they begin
if robins do
I always had a fear I did not tell
it was their last
Experiment last year.

When it is May,
if May return.
Has nobody a pang
that on a face so beautiful
we might not look again?

If I am there,
one does not know...
what party one may be tomorrow,
But if I am there,
I take back all I say!

いつ戻ってくるのかしら
もし花盛りが戻るのであれば
あたしはいつでも不安だった
本当に花はまた咲くのだろうかと
一度盛りが過ぎたあとに

いつ歌い始めるのかしら
もし駒鳥がまた啼くのであれば
あたしは口にしなかったけれど恐れていた
去年が最後の
歌声の実験になってしまうのではと

いつ五月になるのかしら
もし五月が戻ってくるというのならば
誰も苦しくはないの?
この美しかった顔を
もう二度と見れないかも知れないのに?

もしあたしがそこにいても
だれもきっとわからないでしょう
どんなパーティが明日あるのかは
でももしあたしがそこにいれば
あたしはあたしの言うことをみな思い出す


これは巡ってきた春を喜びながらも、これが最後の春かも知れない、という不安に駆られている心情です。世の終わりがくる恐れと言うよりは、これが自分に取って最後なのではないか、という「死」をイメージした詩なのではないかという風に読めました。
この曲も管弦楽化された8曲からは除かれています。

( 2008.08.01 藤井宏行 )


TOPページへ  更新情報へ  作曲者一覧へ