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Betlehems stjärna    
 
ベツレヘムの星  
    

詩: リュードベリ (Viktor Rydberg,1828-1895) スウェーデン
      Betlehems stjärna

曲: テグネール (Alice Charlotta Tegnér,1864-1943) スウェーデン   歌詞言語: スウェーデン語


Gläns över sjö och strand,stjärna i fjärran.
Du som i österland,tändes av Herran.
Stjärnan från Betlehem,leder ej bort men hem.
Barnen och herdarna följa dig gärna.
Strålande stjärna,strålande stjärna.

Natt över judaland,natt över Sion.
Borta vid västerland slocknar Orion.
Herden som sover trött,barnet som slumrar sött.
Vakna vid underbar korus av röster.
Stråla så härligt klar,stjärna i öster.

海と岸辺の上の輝き はるか遠くの星
お前は東の地にあって 天を照らす
ベツレヘムよりの星は 彼方より故郷へと導く
子供たちを そして 羊飼いたちを お前に喜んで付き従わせるのだ
輝く星よ、輝く星よ

ユダヤの地の夜 シオンの夜よ
西のはずれを離れ オリオンは消え行く
疲れて眠っていた羊飼いたちや 可愛らしくまどろむ子供たちも
魔法のように目覚め 歓喜のコーラスを歌う
見よ 聖なる輝きを 東方の星を


スウェーデンでは童謡作曲家として作詞作曲に数々の名作を残し、かの地では知らない人はいないというアリス・テグネールの書いた、とても美しいクリスマスの歌です。これの作詞は自作ではなく、シベリウスの歌曲作品でもしばしば名前を見かけるスウェーデンの詩人リュードベリの手になるものなのだそうで、この点でも非常に興味深いところです。これは合唱曲として非常に愛好されているようで、北欧の合唱曲を集めたオムニバス録音ではよく見かけます。
テグネールの作品は面白いことに日本でも絵本で紹介されているようです。私は見たことはないのですが、「きみ どこへゆくの? ―スウェーデンの子どものうた―」アリス・テグネール 作詞・作曲/エルサ・べスコフ 絵/ゆもとかずみ 訳詞 徳間書店 で楽譜を見ることができるのだそうです。
いずれ私も見てみたいと思います。ここでご紹介できないのが残念ですが。

( 2007.12.20 藤井宏行 )


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