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Ma elän!   Op.71-1  
 
わたしは生きてる!  
    

詩: キュヨスティ (Larin Kyösti,1873-1948) フィンランド
      

曲: メリカント (Oskar Merikanto,1868-1924) フィンランド   歌詞言語: フィンランド語


Ma elän!
Ah,mikä riemu!
Mikä riemu ja soitto nyt suonissa soi
Näin sydän ei koskaan oo sykkinyt,
Mikä loisto ja hehku mun täyttää nyt

Ma laulan,ma laulan,ma laulan
Sillä Luoja mun laulamaan loi

Ma voisin jo olla vainaa
Alla kalman kukkain ja tumman yön
Ei,ei,minä elän,ma tunnen sen
Kuinka sieluni kasvaa kamppaillen
Kohti tähtiä kautta korkean työn!

Ma elän,ma elän,ma elän!
Sulle Elämä,korkein lauluni soi!
Pyhä kevät mun henkeni kruunatkoon
Taas elämän nuori kunignas oon

Ma laulan,ma laulan,ma laulan
Sillä Luoja mun laulamaan loi

わたしは生きてる! 
ああ なんという喜び!
なんという喜びと音楽だ この血潮に流れてるのは
わたしの心臓はかつてこんなにも鼓動したことはない
どんなきらめきと輝きがわたしを満たしているのだろう

わたしは歌う わたしは歌う わたしは歌う
主がわたしに歌うことをお命じになられたのだから

わたしは死んでいるのかも知れない
墓場の花の下で 暗い夜の中
違う 違う わたしは生きている 感じるのだ
わたしの魂がどうやって試練を乗り越えられるのかを
星に向かい、気高い仕事によって!

わたしは生きている わたしは生きている わたしは生きている!
人生よ お前のために気高い調べが高鳴るのだ!
神聖な春が私の魂を祝福する
そして私は再び人生の支配者となる

わたしは歌う わたしは歌う わたしは歌う
神様がわたしに歌うことを命じられたがゆえに!

生命館あふれる力強い歌で、メリカントの歌曲作品の中でもひときわ印象的な作品です。Ma elän!を繰り返して生きていることの喜びを爆発するように歌うのには、私は重い病から癒えた人の喜びを連想しました。
詩のキュヨスティはシベリウスの歌曲「ヤマビコの娘」で名前を見かけた人です。
フィンランドの女性歌手はこの歌がお気に入りなのでしょうか、カリタ・マッティラやソイレ・イソコフスキの録音を耳にすることができます。特にウィルグモアホールライブでアンコールにこの曲を歌っているイソコフスキのものが私にはとても感動的でした。メリカントにはまだまだ素晴らしい作品があるのですがフィンランド語の壁もあって翻訳は断念。北欧の作品の中でも屈指の名旋律にあふれていますのでぜひ皆さんの耳で確かめてみてください。

( 2007.12.20 藤井宏行 )


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