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La maja dolorosa No. 3    
  Tonadillas
嘆きにくれるマハ No.3  
     トナディーリャス

詩: ペリケ (Fernando Periquet,1873-1940) スペイン
      

曲: グラナドス (Enrique Granados y Campiña,1867-1916) スペイン   歌詞言語: スペイン語


De acquel majo amante que fue mi gloria
guardo anhelante dichosa memoria.
El me adoraba vehemente y fiel.
Yo mi vida entera di a él.
Y otras mil diera si él quisiera,
que en hondos amores martirios son las flores.
Y al recordar mi majo amado
van resurgiendo ensueños de un tiempo pasado.

Ni en el Mentidero ni en la Florida
majo más majo paseó en la vida.
Bajo el chambergo sus ojos ví
con toda el alma puestos en mí.
Que a quien miraban enamoraban,
pues no hallé en el mundo mirar más profundo.
Y al recordar mi majo amado
van resurgiendo ensueños de un tiempo pasado.

あたしの喜びであった愛しいあの人には
息が弾むほどの楽しい思い出がある
彼はあたしを激しく 誠実に愛してくれた
あたしも命のすべてを彼に捧げたの
そしてさらに千個でもあげたでしょう もし彼が求めたのなら
恋の深さに殉じていくたくさんの花々のように
あたしの愛した人を思い出すたびによみがえってくる
過ぎ去った過去の幻が

メンティーデロにもフロリーダにも
決してあんな素敵な人は歩いていない
カルロス帽の下のその瞳で見つめるの
心のすべてがあたしに向けられているかのように
彼は見つめたものをみな愛したわ
あたしはあの瞳以上に深くあたしをみつめてくれたものを知らない
あたしの愛した人を思い出すたびによみがえってくる
過ぎ去った過去の幻が


第3曲も激しい悲しみは続きますが、最後は吹っ切れたかのように彼の思い出にひたり、ここでは音楽はほんのりと明るくなります。3曲の中でも一番心の描写が優れているからでしょうか。これが一番良く取り上げられます。

( 2007.12.07 藤井宏行 )


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