Der Leiermann Op.38-1 |
ライアー弾き |
Drüben hinter'm Dorfe Steht ein Leiermann, Und mit starrem Finger Dreht er was er kann. Baarfuß auf dem Eise Wankt er hin und her; Und sein kleiner Teller Bleibt ihm immer leer. Keiner mag ihn hören, Keiner sieht ihn an; Und die Hunde knurren Um den alten Mann. Und er läßt es gehen Alles,wie es will, Dreht,und seine Leier Steht ihm nimmer still. Wunderlicher Alter, Soll ich mit dir gehn? Willst zu meinen Liedern Deine Leier drehn? |
向うの村の裏手に 立っている 一人のライアー弾きが そしてぎこちない指先で 回している 自分にできる限りで 裸足で 氷の上 よろめいている 彼は前後に そして彼の小さな皿は ずっと空のままだ 誰も聞こうとはしない 誰も見ようとはしない そして犬どもはうなっている その老人のまわりで そんなことは彼は放っておき すべてをなすがままにする 回す 彼のライアーは 決して止まることはないのだ 不思議な老人よ 私はあなたと一緒に行くことになるのか? 私の歌に合わせて あなたのライアーを回してくれるかい? |
( 2021.12.05 藤井宏行 )