こんぺいとう |
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湯山は同じ「金平糖」というピアノ曲も書いており(「お菓子の世界」 第16曲)、こちらもよく取り上げられます。メロディは何となくこの童謡と似ていて、童謡のメロディのパラフレーズという感じでどちらも親しみが持てます。「おほしさまが涙をこぼし、それがポケットに落ちてこんぺいとうになっちゃった それをなめたらお口でとけちゃった おほしさま さよなら」と愛らしい詞に流麗で上品な旋律が乗っています。湯山の傑作童謡のひとつと思うのですが、「金平糖」というお菓子自体が子供たちの間でそれほどポピュラーでなくなったからでしょうか。あまり知られていないのが惜しい作品です。
( 2021.12.04 藤井宏行 )