海の豪族 |
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波の花散る南の国へ 船は男の意気で征く 高い帆綱の血潮も勇む 潮の飛沫よ海原千里 吼える嵐も海賊船も 腕で乗り切る頼もしさ 進む舳先に御旗が靡く 護れ八幡弓矢の神よ 緑懐かし異国の港 見れば故郷を思い出す 思い出すよじゃ心が弱い どんと打ち込め御国の力 椰子の葉陰に焚き火を囲み 共に踊れば夜が白む 起てよ酋長競えよ同胞よ 燃ゆる亜細亜の朝日が昇る |
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( 2021.08.13 藤井宏行 )