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興安おろし    
 
 
    

詩: 佐藤惣之助 (Satou Sounosuke,1890-1942) 日本
      

曲: 江口夜詩 (Eguchi Yoshi,1903-1978) 日本   歌詞言語: 日本語


赤い夕日に 胡弓を抱いて
北に荒野を さまよえば
風もはるかな 空で泣く

雲は流れる わが身は暮れる
行方果て無き 大空に
同じ想いの 一つ星

風は吹く吹く 興安おろし
冬が来たのか 野は枯れて
旅は何処まで 続くやら

馬車が止まれば 寂しい街で
飲んで踊って 夜が明けて
こする涙も 砂の上

枯れたアカシヤに 雪降る頃は
いつも故郷を 思い出す
雪は寂しや 母恋し



「主は國境」替歌とあります−兵士の妻の唄えるー
佐藤惣之助の力量でしょうか こちらの方が元歌っぽく聞こえます。

( 2021.07.10 藤井宏行 )


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