興安おろし |
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赤い夕日に 胡弓を抱いて 北に荒野を さまよえば 風もはるかな 空で泣く 雲は流れる わが身は暮れる 行方果て無き 大空に 同じ想いの 一つ星 風は吹く吹く 興安おろし 冬が来たのか 野は枯れて 旅は何処まで 続くやら 馬車が止まれば 寂しい街で 飲んで踊って 夜が明けて こする涙も 砂の上 枯れたアカシヤに 雪降る頃は いつも故郷を 思い出す 雪は寂しや 母恋し |
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「主は國境」替歌とあります−兵士の妻の唄えるー
佐藤惣之助の力量でしょうか こちらの方が元歌っぽく聞こえます。
( 2021.07.10 藤井宏行 )