Dedushka |
おじいちゃん |
Dedushka! - devitsy Raz mne govorili,- Net li nebylitsy Il’ starinnoj byli? Kak ne byt’! Unylo krasnym otvechal ja, Serdtse vas ljubilo, Tak chego ne znal ja! Bylo vremja! Gde vy, Gody zolotye? Kak plenjali devy V nashi dni bylye! Uzh oni starushki, No ot nikh poroju Mnogo na podushki Slez prolito mnoju. Dushu volnovali Ikh usta i ochi, Po ognju bezhali Dni moi i nochi. Dedushka! tolpoju Devitsy vskrichali,- Zhal’ nam,a toboju Babushki igrali! Kak ne stydno! Zlye Vot nad nim plutili! Net,my ne takie, My b tebja ljubili! - Vy b ljubili? Skazki! Very mne nejmetsja! - I na nashi laski Dedushka smeetsja. |
「おじいちゃん!」---と娘たちは わしにある日こう言った--- 「おとぎ話じゃなくて 何か昔の面白いお話はない?」 「ないわけなかろうが」 面倒くさげにわしは彼女らに答えた 「心は恋で一杯だったさ わしもそうだと分かっていた! そんな頃があったのさ!おまえたちがそうみたいに わしにもそんな素晴らしいときがな! 乙女たちに心奪われていたんだ そいつはとうの昔だがな! 今やその乙女たちもバアサンだ だがあの頃にゃわしも彼女たちを想って 枕の上にかぶさって 涙にくれていたもんさ 心は惹きつけられていた 彼女たちの口に 瞳に 想いは火と燃えとった 昼も夜も」 「おじいちゃん!」---口を揃えて 娘たちは叫んだ--- かわいそうだわ、おじいちゃんを おばあちゃんたちはからかったのね! はずかしくないのかしら!ヒッドーイ おじいちゃんをだましたのよ! いいえ、あたしたちはそんなんじゃないわ、 あたしたちならきっとおじいちゃんを愛していたはずよ!」 「おまえたちなら愛していたって?んなわけなかろう! 信じられんな!」 私たちのお愛想に おじいちゃんは笑ってる。 |
( 2021.03.01 藤井宏行 )