霞む夕日 明治唱歌 第3集 |
|
霞む夕日に おくられて 花の雪ふむ 岡のみち たゝずむ影は 消えぬとも なほ奥ふかく わけ入らん 菜種につづく 山寺の 森よりひゞく 鐘のこゑ 雲雀を床(とこ)に いそがせて 歌思ふ 身にしみわたる 野末はうすく 暮そめて 土筆つむ子も 帰るなり あすも又来ん あな戀し 花よこてふよ 春風よ |
|
( 2021.02.15 藤井宏行 )