少女の望 明治唱歌 第3集 |
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うつくしき その望 花の莟を あらはして 少女(をとめ)のむねに 笑みそめぬ 雨も嵐も さけはたゞ 色香をまもる 愛の友 うつくしき その望 眉あたらしき 三日月と かすむ額に かゞやきぬ 夕暮ごとに さまりゆく 影に 未来を照らしつゝ うつくしき その望 雲雀の羽を うちひろげ むかふよ空の 海原に 下(お)りも上(のぼり)も まだ知らぬ かなたに星の ほの見えて |
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( 2021.02.15 藤井宏行 )