ワカラン・ソング |
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詩:著作権のため掲載できません。ご了承ください
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昭和初期にはこのコンビ、けっこうな数のコミカルな歌謡曲を書いていました。「うちの女房にゃ髭がある」や「のばせばのびる」「ああそれなのに」など(作詞は江川真夫や星野貞志など変名を使っていますがみんな彼です)。戦争が激しくなってくるとそんなおちゃらけも許されなくなったのでしょう。全く書かれなくなってしまいましたがまさに終戦直後(レコードのリリースは1946年ですが1月なので製作は間違いなく前の年のはず)こんな歌を書いて鬱憤を晴らしています。ブランクが長かったためか特に曲の方に最盛期のキレが感じられませんが
勝った気でいて 背負い投げ喰って
アレと気が付きゃ
アレと気が付きゃ 家もない
馬鹿な戦争で ワカランワカラン
(1番のみ引用)
と詞の方はサトウワールド全開の強烈な内容となっています。
( 2021.02.05 藤井宏行 )