人生劇場 |
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やると思えばどこまでやるさ それが男の魂じゃないか 義理がすたればこの世は闇だ なまじとめるな夜の雨 あんな女に未練はないが なぜか涙が流れてならぬ 男ごころは男でなけりゃ 解るものかとあきらめた 時世(ときよ)時節は変わろとままよ 吉良の仁吉は男じゃないか おれも生きたや仁吉のように 義理と人情のこの世界 |
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個人的には佐藤惣之助の詞の最高傑作と思っております。昭和13年 同名の尾崎士郎の自伝的大河小説が続々と執筆中だった昭和13年に楠木繁夫の歌でリリースされ、その後も多くの演歌歌手によってカバーされている名曲となりました。
( 2021.01.28 藤井宏行 )