Vesna i koldun Pesni Bezvremenya |
春と魔法使い 困難な時代に |
Na vesennem puti v teremok Pereletnyj vsporkhnul veterok, Prozvenel zolotoj golosok. Postojala ona u kryl’tsa, Poiskala dvernogo kol’tsa, I podnjat’ ne posmela litsa. I ushla v sinevatuju dal’, Gde dymilas’ vesennjaja tal’, Gde kruzhilas’ nad lesom pechal’. Tam ? v berezovom dal’nem krugu ? Starikashka sgibal iz berezy dugu I primetil ee na lugu. Zakrichal i zaprygal na pne: «Ty,krasavitsa,verno,ko mne! Stoskovalas’ v svoej tishine!» Za korjavye pal’tsy vzjalas’, S borodoju zelenoj splelas’ I s tumanom lesnym podnjalas’. Tak toskujut oni ob odnom, Tak letajut oni vecherkom, Tak venchalas’ vesna s koldunom. |
春の小道を家に向かうと 軽やかなそよ風が吹き 金色の声が響き渡った 彼女は戸口に立っていた ドアの取っ手を探していた そして顔を上げようとさえしなかった それから彼女は向かって行った 青みがかった遠くへ そこには春の霞が立ち昇っていた そこでは悲しみが渦巻いていた 森の上を あそこ-遠くの白樺の輪の中- 老いた小人が折り取った 白樺の枝を そして気付いたのだ 彼女に 野原の中の 叫びを上げ 切り株に飛び乗って: 「あんた 別嬪さん さあ 来ておくれよ わしのところへ! 立ってないでさ じっと黙って!」 彼女は節くれだった指を掴み 絡み合わせた 緑の髭と そして森の霧のように立ち上がった こうして彼らは切望する 一つになることを こうして彼らは夕方に飛んでゆく こうして春は結婚したのだ 魔法使いと |
( 2021.01.12 藤井宏行 )