Skylark and Nightingale Mother and Child |
ヒバリとナイチンゲール 母と子 |
When a mounting skylark sings In the sunlit summer morn, I know that heaven is up on high, And on earth are fields of corn. But when a nightingale sings, In the moonlit summer even, I know not if earth is merely earth, Only that heaven is heaven. |
空にのぼるヒバリが歌うとき このお日様の照る夏の朝に 天はとても高く 大地は麦畑 でもナイチンゲールが歌うとき この月の光る夏の夜には 大地はただの大地なのかしら 天はやっぱり天なのだけれど |
冬の寒さが一転して夏の情景。日本でいえば風薫る5月頃の情景をイメージしました。
ここまでの美しいけれど少々重苦しい雰囲気が一転してぱあっと晴れ渡るような明るいメロディでこの歌曲集の中でもとりわけ印象に残ります。それでもこんな美しい情景の中でも哲学的な思索をしているところが面白いですね。さすがロセッティです。
( 2007.04.13 藤井宏行 )