夜の歌 |
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君が舟 今漕ぎ来らし 天の川 霧立ちわたる この川の瀬に |
万葉集巻十 秋雑歌には七夕(旧暦では秋だったのだそうです)にちなんだ和歌がたくさん収められています。ここから林光が自由に翻案して現代にも通じる恋人同士の久々の再会の歌にしているのがこの曲。実にロマンティックな味わいがたまりません。
この歌を収録している佐山真知子さんのCDでは、万葉集巻十秋雑歌よりとなっておりましたので、一番翻案された歌詞に近そうな2045番目の歌を取り上げていますが、この前後に収録されている他の和歌からも作曲者は多大なインスピレーションを得ている感じがします。
( 2020.09.06 藤井宏行 )