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Interlude Op.18-6 Les Illuminations |
間奏曲 イリュミナシオン |
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J'ai seul la clef de cette parade sauvage.
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私だけがこの野蛮な道化芝居の鍵を持っている
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これはランボーのイルミナシオンの詩の題ではなく、冒頭のファンファーレ同様にランボーの「パラード」の最後の一節を拾い出してきて歌います。ただ冒頭のファンファーレでは勢いよく叫ばれたこの言葉が同じメロディではありながら、ここでは官能の世界に溺れるかのように陶酔的に、ひそやかに歌われていることが興味深いところです。それは恐らくこの次にくるこの歌曲集の中で一番の問題作の導入としての扱いだからでしょう。こうしてみるとこの「私だけが持っている鍵」というフレーズのブリテンとしての解釈が何だったのか？ なんとなく分かるような気がしませんか。
( 2006.12.03 藤井宏行 ）