潮干狩 大正少年唱歌 |
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潮は遠くへ残らず退いて 干潟ひろびろ きれいな砂地 熊手忙(せわ)しく掻き出す貝は 大蛤や まて貝 あさり 獲物自慢の大賑はいで 皆樂しい潮干狩 潮干狩 足の裏で踏みつけたるは 魚ぞ 鰈ぞ 平たき魚ぞ 蟹は横匐 ちょこちょこ逃げて 元氣よく刎ねて逃げるは蝦か どれも手早くつかんでとって 皆樂しい潮干狩 潮干狩 |
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( 2020.02.11 藤井宏行 )