落葉のやうに 二つの恋の詩 |
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わすれることのできない ひるのゆめのやうに むなしさのなかにかかる なつかしい こひびとよ、 たとひ わたしのかなしみが おまへの こころのすみにふれないとしても、 わたしは 池のなかにしづむ落葉のやうに くちはてるまで おもひつづけよう。 ひとすぢの髪の毛のなかに うかびでる はるかな日のこひびとよ、 わたしは たふれてしまはう、 おまへの かすかなにほひのただよふほとりに。 |
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二つの恋の詩
( 2006.10.08 藤井宏行 )