空があんまり光れば 続・歩行について |
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空があんまり光ればかへつてがらんと暗くみえ いまするどい羽をした三羽の鳥が飛んでくる あんなにかなしく啼きだした なにかしらせをもつてきたのか わたくしの片つ方のあたまは痛く 遠くなつた栄浜の屋根はひらめき 鳥はただ一羽硝子笛を吹いて 玉髄の雲に漂つていく 五匹のちひさないそしぎが 海の巻いてくるときは よちよちとはせて遁げ (ナモサダルマプフンダリカサスートラ) 浪がたひらにひくときは 砂の鏡のうへを よちよちとはせてでる |
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( 2019.11.03 藤井宏行 )