in Fichtenbaum steht einsam Junge Liebe |
一本のトウヒの木がひとりぼっちで立っている 若き恋 |
Ein Fichtenbaum steht einsam Im Norden auf kahler Höh'; Ihn schläfert; mit weißer Decke Umhüllen ihn Eis und Schnee. Er träumt von einer Palme, Die,fern im Morgenland, Einsam und schweigsam trauert Auf brennender Felsenwand. |
一本のトウヒの木がひとりぼっちで立っている 北国の裸の丘の上に 彼は眠る、白い覆いをかぶって 彼は氷と雪に包まれているのだ 彼は一本のシュロの木の夢を見ている その木は、遠く東の国で たったひとりで黙って孤独に悲しんでいる 焼けつくような岩壁の上 |
( 2019.10.06 藤井宏行 )