不盡山を望みて |
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天地(あめつち)の 分れし時ゆ 神(かむ)さびて 高く貴き 駿河なる 布士(ふじ)の高嶺を 天の原 振り放(さ)け見れば 渡る日の 影も隠らひ 照る月の 光も見えず 白雲も い行きはばかり 時じくぞ 雪は降りける 語り継ぎ 言ひ継ぎ行かむ 不尽(ふじ)の高嶺は |
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不尽山(ふじんのやま)、もちろん富士山のことです。
( 2019.09.20 藤井宏行 )