暮春の笛 木下夕爾の三つの歌 |
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僕は笛を吹く 僕がその手をやすめるとき やさしいねいろは 僕の指から消える とらへるすべもなく 僕は笛を吹く すこし首をかしげて やさしいねいろよ 今それは僕のものだ 僕の指にとらへられて |
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( 2019.08.28 藤井宏行 )