続・露営の歌 |
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戦火はつづく大陸に 燃ゆる勝鬨あげながら 煌めき進む日章旗 戦闘帽に銃剣に 滴る血潮 誰か知る 鉄より堅き城壁を 破る肉弾日本魂 一番乗りに占領し 万歳唱へし戦友も 護国の鬼となつたるか 黄河の流れも長江も 弾雨の中に乗り越えて 夜も日も進む攻撃に 弾丸で鍛へたこの腕の 切れ味見よや日本刀 戦ひやめば今日も又 生きてゐたかと感激の 月の光りの草まくら いつかとろりと夢を見りや 故郷の母の子守唄 聖戦既に一年余 軍旗は弾丸に千切れても まだ血の沸るこの命 天皇陛下の御為に 明日は日本の華と散れ |
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前年の古関の出世作のひとつ「露営の歌」(詞:藪内喜一郎)の大ヒットを受け、今度は大御所作詞家の佐藤惣之助を起用して作られた続編ですが、やはりこういう企画の常か、あまり受けることなく知られざる歌となっています。
( 2019.06.03 藤井宏行 )