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Lieb' Liebchen,leg's Händchen aufs Herze mein   Op.24-4  
  Liederkreis
いとしい恋人よ、かわいい手を僕の心臓に置いてごらん  
     リーダークライス

詩: ハイネ (Heinrich Heine,1797-1856) ドイツ
    Buch der Lieder - Junge Leiden - Lieder(歌の本-若き悩み-歌たち 1827) 4 Lieb' Liebchen,leg's Händchen aufs Herze mein

曲: シューマン,ロベルト (Robert Alexander Schumann,1810-1856) ドイツ   歌詞言語: ドイツ語


Lieb' Liebchen,leg's Händchen aufs Herze mein; -
Ach,hörst du,wie's pochet im Kämmerlein?
Da hauset ein Zimmermann schlimm und arg,
Der zimmert mir einen Totensarg.

Es hämmert und klopfet bei Tag und bei Nacht;
Es hat mich schon längst um den Schlaf gebracht.
Ach! sputet euch,Meister Zimmermann,
Damit ich balde schlafen kann.

いとしい恋人よ、かわいい手を僕の心臓に置いてごらん。
ああ、小部屋がドキドキしているのが聞こえるかい?
そこには悪くてひどい大工が住んでいて、
私の柩を作っているのだよ。

昼も夜もドキドキ、ドクドク打ち続けるのさ。
だからもう長いこと眠らせてくれないんだ。
ああ!急いでやっておくれよ、大工さん、
すぐに眠ることが出来るように。


Nicht schnell(速くなく)、4分の2拍子、ホ短調。
恋人と一緒にいて鼓動が早くなるのを、心臓に住む悪い大工が自分の柩を作っているのだとたとえる、ハイネらしい自虐的な内容。歌は2節の有節形式で、あっという間に終わる。弱拍をスタッカートで打つピアノのリズムが心臓の鼓動をあらわしているのは明らかで、各節最後の3音節(Totensargとschlafen kann)の前で歌はいったん中断し、ピアノが先に奏でた音を歌が遅れて追いかけるのが面白い。

( 2006.07.15 フランツ・ペーター )


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