新しき春 |
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昭和の女学生たちのための歌を西条八十が詞を書き、当時の気鋭の作曲家たちがこぞって曲をつけている「新女學唱歌」。中山晋平がつけた詞はまるで宝塚少女歌劇団のレビューのような春の喜びを歌い上げるものでした。朝・昼・夕それぞれの少女たちの暮らしを格調高い言葉で綴っているのはさすが八十。この曲集ではしばしば多用されるカタカナ外来語をひとつもこの歌では使っていないのも特筆すべきところです。「たのしたのし 乙女の春」というリフレインもなかなか洒落て素敵ですね。
( 2019.02.05 藤井宏行 )