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ベニスの商人 |
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昭和初期の女学生たちの歌うべきと気合いを入れて編纂された唱歌集 草川が西条八十の詩につけたのはこの「ベニスの商人」でした。シェイクスピアの良く知られた戯曲の物語をそのままに８番まででなぞって行きます。草川の資質からすればもっと抒情的な詩を宛がった方が素敵な歌になっただろうにというのはないものねだりでしょうか。微妙な転調がなかなか面白い歌です。
( 2019.02.05 藤井宏行 ）