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猿蟹合戦    
 
 
    

詩: 葛原しげる (Kuzuhara Shigeru,1886-1961) 日本
    大正幼年唱歌第8集 5 

曲: 梁田貞 (Yanada Tadashi,1885-1959) 日本   歌詞言語: 日本語


お猿が茶々を 飲まうとすれば
茶釜の下から 大きな栗が
ドドーンとはぢけて 熱つ 熱つ 熱つ
お猿のほっぺた たゞれた やけた
  子蟹よろこべ 仇(かたき)はとれる

火傷を冷しに 裏へと出たら
そこでは一匹 大きな蜂が
ブブーンと飛び出て あ痛 あ痛 あ痛
お猿の眼蓋は さゝれた はれた
  子蟹よろこべ 仇(かたき)はとれる

表へ逃げようと 飛び出た所
大きな石臼 待ち伏せてゐて
ドシーンと落ちたよ グシャ グシャ グシャ
お猿の頭は くだけた われた
  子蟹よろこべ 仇(かたき)はとれた



( 2019.02.04 藤井宏行 )


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