達磨さん |
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何処の山から 出て来た達磨 毛布(けっと)にくるまり けろりくわん 肝をつぶした 顔の前に 赤い浮世の 風が吹く 投(ほふ)りだされて 起きては見たが どちが 西やら 東やら そんな座禅は 役に立たぬ いっそ そのまま 寝てしまへ |
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( 2019.02.01 藤井宏行 )