船頭小唄 |
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己(おれ)は河原の 枯れ芒 同じお前も 枯れ芒 どうせ二人は この世では 花の咲かない 枯れ芒 死ぬも生きるも ねえお前 水の流れに 何変ろ 己もお前も 利根川の 船の船頭で 暮さうよ 枯れた眞菰に 照らしてる 潮來出島の お月さん わたしやこれから 利根川の 船の船頭で 暮すのよ なぜに冷たい 吹く風が 枯れた芒の 二人ゆえ 熱い涙の 出た時は 汲んでお呉れよ お月さん |
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( 2019.01.23 藤井宏行 )