TOPページへ  更新情報へ  作曲者一覧へ


La neige    
 
雪  
    

詩: ヴェルレーヌ (Paul Verlaine,1844-1896) フランス
    Romances sans paroles - Ariettes oubliées 8 Dans l'interminable

曲: デュポン (Gabriel Édouard Xavier Dupont,1878-1914) フランス   歌詞言語: フランス語


Dans l'interminable
Ennui de la plaine,
La neige incertaine
Luit comme du sable.

Le ciel est de cuivre
Sans lueur aucune.
On croirait voir vivre
Et mourir la lune.

Comme des nuées
Flottent gris les chênes
Des forêts prochaines
Parmi les buées.

Le ciel est de cuivre
Sans lueur aucune.
On croirait vivre
Et mourir la lune.

Corneilles poussives,
Et vous,les loups maigres,
Par ces bises aigres
Quoi donc vous arrive?

Dans l'interminable
Ennui de la plaine
La neige incertaine
Luit comme du sable . . .

果てしない
倦怠のうちに この平原の
雪がぼんやりと
光っている 砂のように

空は赤銅色
きらめきもなく
見えるだろう 生きているように
そして死んでいるように あの月は

雲のように
灰色に漂うカシの木々
近くの森の
もやの中で

空は赤銅色
きらめきもなく
見えるだろう 生きているように
そして死んでいるように あの月は

カラスよ 息を切らした
そしてお前たち 痩せたオオカミよ
この肌を刺す風に乗って
いったい何がお前たちに起きているのだ?

果てしない
倦怠のうちに この平原の
雪がぼんやりと
光っている 砂のように...

( 2018.12.31 藤井宏行 )


TOPページへ  更新情報へ  作曲者一覧へ