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Weihnachtsfreude    
  Weihnachtslieder
クリスマスの喜び  
     聖夜の歌

詩: デーメル (Richard Fedor Leopold Dehmel,1863-1920) ドイツ
      

曲: フンパーディンク (Engelbert Humperdinck,1854-1921) ドイツ   歌詞言語: ドイツ語


Aus trauter Kindheit Tagen
steigt hold ein Traum empor,
draus hebt ein heimlich Klingen
sich zaubrisch süß zum Ohr.
O Weihnachtsfreud,o sel'ge Zeit
vor stiller Liebe,voll jauchzend froher Lust!
Wie dehnte dein Nahen die junge Brust!

Die Knabenjahre schwanden,
der Jüngling zog hinaus,
zu ringen mit dem Leben,
fern lag das Elternhaus.
O Weihnachtsfreud,o sel'ge Zeit
vor stiller Liebe,voll jauchzend froher Lust!
Wie schwoll da von Sehnsucht des Jünglings Brust!

Nun ist er fest geworden
in Lebens Weh und Glück,
doch sanft und reich wie einstens
klingts heut in ihm zurück:
O Weihnachtsfreud,o sel'ge Zeit
vor stiller Liebe,voll jauchzend froher Lust!
Wie dehnst du noch heute des Mannes Brust!
O Weihnachtsfreud,o Weihnachtsfreud,
o sel'ge,sel'ge Zeit!
O Weihnachtsfreud!

大切な子供時代の日々から
気高く夢が立ち上がる
そこから響き渡る ひそやかな音が
そっと 甘く 耳へと
おおクリスマスの喜びよ おお聖なる時よ
静かな愛で 楽しい喜びに満ち溢れている!
なんと広がっていくのか この若い胸へと!

子供の時は過ぎ去り
若さも消え去って行く
人生と戦うために
遠く離れたのだ 父母の家から
おおクリスマスの喜びよ おお聖なる時よ
静かな愛で 楽しい喜びに満ち溢れている!
何と盛り上がったのか 青年の胸の憧れは!

今 すっかり歳を取り
人生のうちに 嘆きと幸せがある
それでもやさしく豊かに
今日 響きは戻って聞こえてくる
おおクリスマスの喜びよ おお聖なる時よ
静かな愛で 楽しい喜びに満ち溢れている!
何と満たされて行くのか 今も成年の胸に!
おおクリスマスの喜びよ おおクリスマスの喜びよ
おお聖なる時よ!
おおクリスマスの喜びよ!

デーメルのクリスマスの詩というのは珍しいように思います。いつもの彼のようなひねった情緒はなく、穏やかな雰囲気にあふれます。もっともクリスマスをテーマに命の老いを描き出すところはデーメルらしいといえばそうも言えますが。

( 2018.12.24 藤井宏行 )


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