落葉のやうに |
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わすれることのできない ひるのゆめのやうに むなしさのなかにかかる なつかしい こひびとよ、 たとひ わたしのかなしみが おまへの こころのすみにふれないとしても、 わたしは 池のなかにしづむ落葉のやうに くちはてるまで おもひつづけよう。 ひとすぢの髪の毛のなかに うかびでる はるかな日のこひびとよ、 わたしは たふれてしまはう、 おまへの かすかなにほひのただよふほとりに。 |
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( 2018.11.03 藤井宏行 )