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Sie haben heut' abend Gesellschaft   Op.4-2  
  Vier Lieder nach Texten von Heinrich Heine
今夜は彼女のパーティなのだ  
     ハイネの詩による4つの歌曲

詩: ハイネ (Heinrich Heine,1797-1856) ドイツ
    Buch der Lieder - Die Heimkehr(歌の本〜帰郷 1827) 60 Sie haben heut' abend Gesellschaft

曲: プフィッツナー (Hans Pfitzner,1869-1949) ドイツ   歌詞言語: ドイツ語


Sie haben heut' abend Gesellschaft
Und das Haus ist lichterfüllt.
Dort oben am hellen Fenster
Bewegt sich ein Schattenbild.

Du siehst mich nicht,im Dunkeln
Steh ich hier unten allein;
Noch wen'ger kannst du schauen
In mein dunkles Herz hinein.

Mein dunkles Herze liebt dich,
Es liebt dich und es bricht,
Es bricht und zuckt und verblutet,
Du aber siehst es nicht.

今夜は彼女のパーティなのだ
家には灯りが満ちて
明るい窓には
彼女の影法師が動いている

君には僕は見えない、暗がりで
下からひとり見上げている僕は;
まして僕の暗い胸のうちが
見通せるわけもない

僕の暗い心は君を愛し
君を愛して傷つき
傷つき震えて血を流す
だが君には見えはしない


ヴォルフが18歳の時に作曲したハイネの詩による小歌曲集『歌の花束』でも取り上げられている詩です。プフィッツナーの曲はヴォルフのものとほとんど同じ構想で、華やかな舞踏会のワルツの伴奏が主人公の孤独、疎外感と対照されています。しかし曲そのものの出来栄えはヴォルフの若書きより一日の長があり、文句なしの名歌曲と思います。手持ちのディスクでは、プライの二種(フィリップス、オルフェオ)、シュミット(CPO)がありましたが、プライのスタジオ録音(フィリップス)が演奏、録音共に優れていると思います。

( 2006.02.17 甲斐貴也 )


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