TOPページへ  更新情報へ  作曲者一覧へ


Sehnsucht    
 
あこがれ  
    

詩: ゲーテ (Johann Wolfgang von Goethe,1749-1832) ドイツ
    Wilhelm Meisters Lehrjahre (ヴィルヘルム・マイスターの修業時代 1796) Vol.4 Ch.11 Nur wer die Sehnsucht kennt

曲: ツェルター (Karl Friedrich Zelter,1758-1832) ドイツ   歌詞言語: ドイツ語


Nur wer die Sehnsucht kennt,
Weiß,was ich leide!
Allein und abgetrennt
Von aller Freude,
Seh' ich ans Firmament
Nach jener Seite.。
Ach! der mich liebt und kennt,
Ist in der Weite.
Es schwindelt mir,es brennt
Mein Eingeweide.
Nur wer die Sehnsucht kennt,
Weiß,was ich leide!

ただ憧れることをご存じな方だけが
知っているのです、私が苦しんでいることを
ただひとり隔てられ
このすべての喜びから
私は空を見つめます
あの方角へと向かって
ああ!私を愛し 分かってくれた方は
はるか彼方
そのことで私はめまいがし、燃え立つのです
私の内臓は
ただ憧れることをご存じな方だけが
知っているのです、私が苦しんでいることを

ツェルターにはこの「あこがれ」というタイトルの歌曲が2曲ありますが、詞は異なっております。こちらは「ヴィルヘルム・マイスター」の有名なミニヨンの歌う歌。ゲーテが詩を書いたのとほとんど同時期にツェルターは作曲しています。

( 2018.10.21 藤井宏行 )


TOPページへ  更新情報へ  作曲者一覧へ