L'âme d'un ange CG. 398 |
ひとりの天使の魂 |
Ils se disent,ma colombe, Que tu rêves,morte encore, Sous la pierre d'une tombe: Non,tu vis que je t'adore! Tu t'éveilles ranimée, O pensive bien-aimée! Par les blanches nuits d'étoiles, Dans la brise qui murmure, Je caresse tes longs voiles, Ta mouvante chevelure, Et tes ailes demi-closes Qui voltigent sur les roses. O délices! je respire Tes divines tresses blondes; Ta voix pure,cette lyre, Suit la vague sur les ondes, Et,suave,les effleure, Comme un cygne qui se pleure! |
みんな言ってるよ、ぼくの小鳩ちゃん きみはまだ死んだように夢みているのだと お墓の石の下で 違う きみは見るだろう ぼくに愛されていると! きみは目覚め、よみがえるんだ おお、思いに耽る恋人よ! 星の輝く夜の白に そよ風はささやきかける ぼくはきみの長いヴェールを撫でてみる 揺れる君の髪を そして君の半分閉じた翼 バラの上を飛び回る翼を おお、なんて素敵なんだ!ぼくは呼吸する 君のかぐわしいブロンドの三つ編みを 君の透明な声、リュートのようなその声は 水のうねりの上を越え そして波にやさしく触れる まるで悲しみにくれる白鳥のように |
レイナルド・アーンが同じ詞で目の覚めるような美しいメロディを書いています。それに比べると少々この曲は地味な印象ですが、恋人が死んでしまっていることをよりはっきりと描き出していることが分かります。タイトルもここに挙げたものと「死者の魂 L'âme de la morte」と2つあって、よりダイレクトです。
( 2018.10.07 藤井宏行 )