Das ist ein Brausen und Heulen Liederstrauss |
鳴り響き吹きすさぶ 歌曲集「歌の花束」 |
Das ist ein Brausen und Heulen, Herbstnacht und Regen und Wind; Wo mag wohl jetzo weilen Mein armes,banges Kind? Ich seh sie am Fenster lehnen Im einsamen Kämmerlein; Das Auge gefüllt mit Tränen, Starrt sie in die Nacht hinein. |
鳴り響き吹きすさぶ 秋の夜と雨と風; 今頃どこにいるのか わたしの可哀想な、怯えた子は? わたしには、あの子がひとり小さな部屋で 窓にもたれているのが見える; その瞳には涙が溢れ 夜の闇をじっと見つめている |
この詩はシューマンが名高い歌曲集「詩人の恋」や「リーダークライス作品24」に用いているのと同じ、「歌の本」の「抒情的間奏曲」に含まれる作です。(57番)
ヴォルフの作曲はピアノ伴奏が荒々しい風雨を表現しするドラマチックな小曲。この詩にはロベルト・フランツ、アメリカのグリフィスも作曲しています。
( 2006.02.05 甲斐貴也 )