輪島朝市場(石川県)
真冬の早朝、水産物を乗せている荷車をひたすら押すお婆さんたちの姿が忘れられません。
この草履など工芸品を売っているお婆さんのお話を聞いて、一足の草履はおよそ一時間以上の手間かかり、売値はわずか100円でした。
彼女たちは観光客の前で満面の笑顔で、厳しい寒さを吹き飛ばされたようです。
この写真は18年前、来日してまもなくのごろ、舞鶴市高校先生の山本忠衛(全日本写真連盟舞鶴支部長)のお招きにより、初めて輪島訪問しました。
後に私は二度朝市場を訪問しましたが、お婆さんたちはすでに第一線から退いて、若い嫁さんたちが登場し、しかも地店舗ではなく統一された新しい店舗に変わりました。
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