■石川 暁子(いしかわ あきこ) ※旧姓:田中■
 ―ピアノ・声楽・コーラス他―



   


5月19日生まれ。松戸市立河原塚小学校卒業。東邦大学付属東邦中学校及び高等学校卒業。上野学園大学音楽学部器楽学科ピアノ専門卒業。聖徳大学大学院音楽文化研究科音楽表現専攻声楽コース博士前期課程修了。同大学大学院研究科修了。中学・高校第1種教員免許(音楽)取得ピアノを田中光子、花田彩子、梅谷進に、声楽を吉田伸昭、島崎智子、高橋大海、嶺貞子の各氏に師事。
恵声会千葉支部主催「みんなのコンサート」「音楽ア・ラ・カルト」オペラ「フィガロの結婚」「魔笛」他、毎年多くのオペラ・演奏会等に出演。2008年モントルー国際合唱コンクールに日本代表メンバーの1人として参加。地元八柱にて『あいさつ運動の会』主題歌、松戸市の依頼により『松戸良い街』等録音。
松戸市立南部小学校コーラス部講師。パークヴィラ陽春館コーラス講師。足立区女声合唱団「ロートスブルーメ」(第28回全国おかあさんコーラス大会優秀賞受賞)助手。
日本歌曲振興会千葉茨城支部研究生。社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)指導者会員。恵声会会員。日本声楽家協会教育センター在籍。



 ―あいさつ―

 「音楽って何のためにあるんだろう?」「音楽を演奏するって、どういう事?」と考えた事がありますか?
 日々の練習やレッスンは自分中心で、どうしても個人的なものになりがちです。でも、音楽とは本来、演奏者と聴衆とが一体になって作り上げるもの。聴く人の心に響くような演奏ができなければ、音楽の楽しさを十分には知ることができません。
美味しいものを食べた時の喜び、親しい人の死の悲しみ、好きな人ができた時のドキドキ感。誰でも心の引き出しに、そういう特別な感情や感動が収められている筈です。『想像力』『表現力』とは、必要な時にその引き出しから必要な部分を引っ張り出してあげられる力です。ちょっとした拍子に、忘れていた出来事や感情を突然思い出す事があるでしょう。そういうのは、本当はちゃんと引き出しの中に入っているのだけれど、きちんと整理されてなかったために長い間紛れてしまっていたものです。せっかくの素敵なものが、埋もれたまま忘れ去られてしまうのでは寂しいですね。
音楽を表現するという事の第一歩は、その引き出しの整理整頓から始まります。いつどの引き出しを開けて、何を取り出せば良いかというテクニックを身につける事で、音楽の表現力も大きく飛躍します。もちろん、そのためにはそれらの表現を十分に伝えられるだけの技術が必要です。どちらかがより大事という事ではなく、バランスが大切なのです。
 偽りや誤魔化しでは、人を感動させる事はできません。どんな人でも、自分が本当に持っているもの以上の表現はできないからです。
忙しなくて、なかなか立ち止まる事を許されない今の世の中ですが、たまには自分とじっくり向き合ってみて下さい。
音楽の腕を磨くという事は、自分を磨くという事。

 素晴らしい音楽、素晴らしい自分自身の発見に向けて、私たちと一緒に前向きに取り組んでみませんか?