2011/12/20 23 Foundation(ジェイミー・キャラガー基金) |
リバプールのDF、ジェイミー・キャラガーが主催しているチャリティが23 Foundationです。
地元マージーサイドのブートル(Bootle)出身のキャラは、自らがフットポーラーとして身を立てることができるようになったのは、生家の近くにあった子供向けの施設のお陰だと振り返ります。熱烈なエバトン・ファンのお父さんの指導で子供のころからボールを蹴り始めたキャラは、自宅近くの公園のような場所で、毎日暗くなるまでボールを蹴って過ごしました。その後で学校に入り、正式にフットボールを始めるまでに、その自宅近くの公園でのボール蹴りが自らのフットボーラー道の第一歩として重要な役割を果たしたと分析するキャラは、地元の少年たちのために、このような施設を提供するために基金を創立することを決意しました。
それが23 Foundation(23ファウンデーション/ジェイミー・キャラガー基金)です。23というのはキャラガーのリバプールでの背番号です。
不況に見舞われるイングランドの中でも、最も失業率が多く盗難などの犯罪が多いことで悪名が高いマージーサイドにおいて、地元の少年たちが、犯罪に巻き込まれる心配がない、安全な場所で思いっきりボールを蹴ることができるような場所は、キャラの子供時代から比べて激減していました。そのような事態に際して、キャラは「地元の少年たちに安全に遊べる場所を提供し、将来のリバプールFCのスター選手に育つための土台を与えたい」という目的で、23 Foundationを経営しています。地元を愛するキャラが、地元の発展のために捧げている重要な仕事が23 Foundationです。
キャラのサイン入り記念品と23 Foundationの仕組み
23 Foundationでは、オリジナル商品に加えて、リバプールFCのレプリカ・シャツなどのリバプールFCオフィシャル・グッズにキャラが自らサインをしたものを販売しています。例えば、リバプールFCオフィシャル・グッズの場合、サインなしの通常商品が£59だとしたら、それにキャラがサインをすることで£120で販売します。そこで得られた収益が、全て23 Foundationの基金に寄贈され、地元の少年たちのための施設へと寄付されます。
その他の23 Foundationの取り組み
2010年9月4日(土)にアンフィールドで行われたジェイミー・キャラガーのtestimonial(記念試合)は、チケット料金が£20(インターネット販売手数料込£22.50)でした。この試合のチケット代金などの売り上げは、費用を差し引いた収益金全額を23 Foundationと、記念試合の対戦相手だったエバトンFCの指定するチャリティに寄付されました。
目標は£1Mだったそうですが、結果的には、36,000人以上が入り、収益金は£1Mを遥かに超えたそうです。
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