プレミアリーグ観戦ガイド

アウェイ・サポーター・スタンド

リーグ全体の「スタジアムの安全性」の規則により、各クラブはアウェイ・サポーター・スタンドを設けることを義務付けられています。対戦相手によらず基本的に同じスタンドを「アウェイ・サポーター・スタンド」としています。ただし、殆どのクラブでは、あるスタンドまるごと、ではなく、あるスタンドの一角をアウェイ・サポーター・スタンドとしています。

アウェイ・サポーター・スタンドの座席数というのは、クラブにより、および対戦相手により異なります。大抵は最低で1,000程度、多い場合で4,000を超える座席がアウェイのチームに割り当てられます。この枚数は、試合ごとに両クラブが協議して決めているようです。つまり、アウェイ側のチームがホーム側のチームに「○○枚欲しい」とリクエストし、ホーム側がこれに対して枚数を決めてアウェイ側のチームにチケットを渡します。

例えば、Liverpoolではアンフィールド・ロード・スタンドと呼ばれるスタンドの端の一角をアウェイ・サポーター・スタンドにしており、同じアンフィールド・ロード・スタンドの逆端にはホーム・サポーターが陣取っています。
アウェイ・サポーター専用スタンドへのゲート

リーグの規則により、アウェイ・サポーターとホーム・サポーターを分離することが義務付けられているため、このように一つのスタンドの一角をアウェイ用に割り当てる場合、「分離線」として2-3列程度を空席にしてホーム用の席と「分離」しています。

先に書いたように、対戦相手によってアウェイの座席数が異なるため、「分離線」の列が試合によってずれる、という状況になります。割り当て枚数によっては、たまたま通路が「分離線」になる場合にはわざわざ空席を作る必要がなくなります。試合ごとに収容人数が、若干ながらも増減する現象が起こるのはこのような理由です。

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